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プロコン副賞レポート:株式会社ブロックチェーンハブ様 訪問

2016年12月に開催されたOOD内、プログラムコンテストにて沖縄オープンラボラトリ賞を受賞した鄒さん。その副賞として「業界のトップエンジニアと対談できる」特典をお渡ししましたが、この3月にやっと?実現していただくことができました。 なお、ご存知だと思いますが、鄒さんはスペシャリスト育成プログラム第1期生であり、第2期ではOBメンターとして活躍くださいました。 鄒さんには長らくお待たせしてしまいましたが、以下、ご本人から今回の訪問に関する報告をいただいたので、ぜひご一読ください。鄒さんへの特典だったのに、読んだ方にとってもプラスとなること間違いなしです。

この場をお借りして、訪問を受け入れてくださいました斉藤先生、また、この特典を共有してくださった鄒さんに、改めて感謝いたします。

訪問先: 株式会社ブロックチェーンハブ CSO 斉藤賢爾様

こんにちわ。株式会社オキットの鄒曉明(スウ・キョウメイ)と申します。 沖縄オープンラボラトリ様主催のクラウド・SDNプログラムコンテスト2017にて、沖縄オープンラボラトリ賞を受賞しました。副賞として、業界のトップエンジニアと対談できる権利をいただき、その経緯で株式会社BlockchainHubの斉藤賢爾さんとお話をさせていただきました。今話題のBlockchain技術について勉強させていただこうと思いました。 Blockchainと言えばBitcoinなどの暗号通貨を支える技術として有名ですが、斉藤さんは分散型システムやデジタル通貨の専門家です。BlockchainやBitcoinを題材にした本も執筆しており、それらの勉強を始めた僕としては、ぜひ話を聞かせていただきたいところでした。僕の想像力・理解が足りないせいか、最近Blockchainに纏わる技術(Bitcoin含む)のハイプを今ひとつ理解できなく、とにかくユースケースや技術的に深いところについて聞きたく思いました。 Bitcoinの関連技術の良いところや、思想についてはインターネットからこれまでにいくらでも読んできたのですが、斉藤さんは課題について教えてくれました。Blockchainを採用しているせいでBitcoinにはスケーラビリティの問題がある事、Bitcoinにおいて分散コンセンサスの実装に問題がある事とその理由について、丁寧にお話をしてくれました。Blockchainにこだわらずとも、Kademliaなどのような分散型ハッシュテーブルを使って暗号通貨を実装する事も可能ということについても、ホワイトボードで図にして説明してくれました。Bitcoinは古い技術で実装されており、仮に普及しつつあるにしても、事実上、様々な問題点を引きずりながら動いているようです。 技術的な話以外にも、哲学的なお話もありました。貨幣そのものがそもそも何なのか。地球そのものを一つのOSと考え、貨幣をデジタル通貨の技術で抽象化するとどうなるかの世界観を共有していただきました。この発想は今まで僕にはなく、かなり考えさせられました。今も考えています(笑)。 少なくとも、斉藤さんのお話を聞いていると、僕自身、今後エンジニアとしてどう戦えるのか、そもそも人間として社会においてどういう価値観を持っているのかを改めて考えさせられました。時間こそは短かったですが、内容の濃いお話でした。未だに自分の中で消化しきれていません。 この機会を提供してくださった沖縄オープンラボ様、そして楽しいお話をしてくださった斉藤さんに感謝しています。

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