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ミニプロコン副賞レポート:ソラコムと富士通さんにお邪魔しました!

8月に開催されたミニプログラムコンテスト2016 にてオープンラボ賞を受賞した、チームStone Hillの要望を受け、10月某日、ソラコムの安川氏、富士通の天満氏のお話を伺いに東京のオフィスにお邪魔させていただきました!

チームStone Hillはこの日に向け、担当メンターに相談しながら、質問の為のメモとスライドを用意し準備万端。

いざ当日は緊張しながらも、しっかりと聞きたいことを聞けた様子のお二人でした。

ソラコム安川氏からは、IoT機器のネットワーク接続についてソラコムが考える形とビジネスについて、また、ベンチャー企業での働き方やCTOの役割なども教えてもらい、とても興味深い内容でした。

富士通天満氏からは、産業界側でのIoTの捉え方、標準化、期待されるアプリケーション事例などをご紹介いただき、天満氏のキャリアパスや富士通での働き方、大企業で働くということの意味を教えていただきました。

以下お二人からの感想です。

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チームStoneHill 宮坂 虹槻/石原 真太郎

ソラコムの安川さんとのミーティングでは、エンジニアとして大切にしていること、IoTへの考えについてなどいろいろなことを聞くことができました。

エンジニアとして大切にしていることについては、「新しい技術の本質をいちはやく捉えることを大切にしている。経営という立場としても、必要なものは取り入れて、いらないものはスキップすることをはやく行うことは大切だ。」という話をしていただき、本質を見極めることは大切だなと感じながらも、それをビジネス面でも見れることが経営者には求められるのだと感じました。

IoTへの考えについては、「今は、例えばメーカの人、データを可視化している人、機械学習している人たちそれぞれの中で個々のIoTの世界ができ始めている状態で、それらがひとつになるとIoTが完成するのではないかと考えており、そのために僕らがインフラを整備し、彼らには本当にやりたいことをやってもらう。それでIoTの完成を目指している」という話をしていただき、IoTは人によってさまざまな捉え方があるのだと改めて感じました。また、僕らが考えている一歩先のIoTを見ていてさすがだなと感じました。

僕らが考えているシステムについては、彼らも僕らと同じようにIoTデバイスの通信設定の問題を感じており、僕らがSDNで解決するのに対して、彼らはモバイルネットワークは直接ソラコムにつなぎ、ソラコムでパケットの変換などを行うことで解決していました。 僕らのSDNを用いた解決方法では、彼らと違い、広域L2ネットワークをターゲットとすることでSDNの良さを活かせるのではと考えました。

富士通の天満さんとのミーティングでは、IoTへの考え、キャリア形成について、アーキテクトという役職についてなどいろいろなことを聞くことができました。

キャリア形成については、「会社では年齢を重ねることで、あるプロジェクトを行う際にそれを俯瞰してマネジメントする役と技術の専門家として実際に開発していく役に分かれていく。自分は技術の道を進んだが、自分で作ったものを売る際にひとりでは全然売れなかった。 それが会社の方針で売ることになった時には、社内の営業部門の人がそれぞれで売ってくれたおかげでかなり売れた。この時に自分ひとりでできることの小ささを痛感した。」 という話をしていただき、僕も会社でできることの規模について感じることができました。

また、技術か?ビジネスか?については,会社に入る以上いずれ決めなけらばならないことだが、今はまだどちらがいいのかわからないので、今からでも他にもいろいろな人に話を聞き、キャリア形成についても自分の中で考えを持っていきたいと思いました。

アーキテクトという役職については、車の例をあげ「エンジンだけが良くても、フォルムだけが良くても、良い車は完成しない。それぞれを活かしていい車を設計するのがアーキテクトという仕事だと思っている」 という話をしていただき、個々の技術を大切にしつつ、全体の最適化を図るという役職を置くことの重要さを感じることができました。 また「情報を常にチェックし、その上で、何故それがそういうふうになるのか考る。そして、わからなかったら回りに聞いて歩きなさい。普通に作るとこうなる→原理原則 まで迫ると、何か違う部分が見えてくる。」というアドバイスをいただきました。 僕らはまだあまり経験がないため、具体的にそれでどんな未来がみえるのか想像できないですが、すごく大切なことだということは伝わりました。今後は意識して行っていきたいと思います。

今回のミーティングは僕らにとってかなり良い経験になったと感じています。また、こういった経験をさせていただけるととても嬉しいです。

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チームStone Hillのお二人にとっては、今回のこの副賞だけでなく、スペシャリスト育成プログラム自体でも様々な企業・学校の方々と出会い、繋がり(パス)が出来たのではないかと思います。 このパスはかけがえの無い財産です。是非これを活用して大きなチャレンジをしていってほしいと思います!

~~ご協力企業様~~

お忙しい中御調整いただき、ありがとうございました!

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